小さな家族の奥さん、へそくりはどこに隠していますか? タンスに入れてるだけじゃ増えないのはもちろん、銀行に預けても利息はあってないようなもの。だったら生協に出資しておくのがおすすめです。 うちの家族では、生協の宅配パルシステムを利用しています。へそくり代わりにパルシステムに預ける(出資)ことで、定期預金の利息よりも高い配当でお金を殖やしていますよ。 生協とスーパーの違い 生協は、「生活協同組合」の略で、組合員からの出資金で運営しています。 つまり、事業を運営するのも利用するのも組合員ということ。 そのため、利益の追求よりも組合員の生活が豊かになることを目的としているところが、一般的なスーパーマーケットとの大きな違いといえます。 出資金はいくらかかる? 生協のサービスは出資金を納めて、組合員になることで利用できます。 出資金は1口100円~2,000円が相場で、組合ごとに独自の条件を設けていることもあります。 消費生活協同法では「組合員は1口以上出資しなければならない」と定められているため、原則1口の出資でも問題はありません。 パルシステム(東京)の場合 1口の金額 加入時に必要な出資金 上限 1,000円 1口以上 組合員の総出資口数の4分の1 消費生活協同法では「組合員の総出資口数の4分の1を超えてはならない」と定められていますが、億単位の出資金によって運営されているので、実質上限なしと考えていいかもしれません。 出資金はいつ戻ってくる? 出資金は、生協を脱退するときに全額返還されます。 また、加入中に出資金を増やしたり(増資)、一部を引き出したり(減資)することもできます。 ただし、生協が経営破綻してしまった場合は、出資金が返還されない可能性もあります。しかし、生協の事業内容は「行政庁」がチェックしているので、突然破綻するような事態は起こりにくいでしょう。 配当金はいくらもらえる? 生協では、利益(剰余金)が発生した場合、組合員に還元されることになっています。 銀行の預金利息と同じようなイメージで、配当と呼びます。 配当の金額は、出資金などに毎年の総代会で決められる配当率をかけて算出されます。 パルシステム(東京)の場合 2015年度 0.7% 2016年度 0.7% 2017年度 0.3% 2017年にガクンと下がってしまいました。 それでもメガバンクの預金金...