厚生年金の納付額と受給額
国民年金は、保険料を40年以上納付した場合に、老齢基礎年金として満額の78万円が支給されます。
厚生年金は、老齢基礎年金に加えて、老齢厚生年金として平均年収×加入期間×0.005481で算出した金額が支給されます。厚生年金の保険料は31等級(標準報酬月額62万円)までなので、支給の上限額は163万円になります。
どんなに年収が高い人でも、基礎年金と厚生年金を合わせて年額241万円までしかもらえません。月額にして約20万円です。
被扶養の配偶者と合わせて年額319万円、月額にして約26万円です。
ちなみに厚生年金の下限は、1等級(標準報酬月額8.8万円以下)で、支給額は23万円になります。
どんなに年収が低い人でも、厚生年金に40年加入していれば年額101万円はもらえます。月額にして約8.4万円です。
被扶養の配偶者と合わせて年額179万円、月額にして約15万円です。
月収が62万円以上の人と、月収が8.8万円以下の人で、年金額は月額10万円ほどしか変わらないことになります。
ちなみに納付する保険料の差は、自己負担分だけで毎月4.8万円(0.8万円と5.6万円)、会社負担分も合わせると9.6万円(1.6万円と11.2万円)もあります。
国民年金基金は、20歳から40年加入して終身のB型に20口(6.7万円)掛けていれば、支給額は228万円になります。
国民年金と国民年金基金を合わせて年額306万円。月額にして約25万円です。
納付する保険料と掛金は、全額自己負担で毎月8.3万円です。